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「宇宙学校・にらさき」@韮崎市立図書館

「宇宙学校・にらさき」@韮崎市立図書館
「宇宙学校・にらさき」@韮崎市立図書館
「宇宙学校・にらさき」@韮崎市立図書館

2016年3月12日(土)13時30分より、韮崎市立図書館の入っている施設、韮崎市民交流センター・ニコリの多目的ホールを会場に、山梨県内では初となる「宇宙学校・にらさき」を開催しました。

会場に宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の先生方3名とスタッフの方1名をお迎えし、参加者は小中学生から大人も含め総勢108名となりました。最初に、韮崎市教育委員会教育長が開校式のご挨拶を。そして、宇宙学校校長・久保田孝先生のご挨拶が続きます。

会場の熱気も高まり、1時限目の授業、和田武彦先生による『赤外線で探る銀河・星・惑星系誕生の謎』が始まりました。かなり専門的な内容で、小学生には難しいかなと思われる内容でしたが、質問タイムが始まると、皆さん元気よく次々と手が上がります。
最前列で大きなノートに熱心にメモを取り、そのノートを見ながら一生懸命質問をする男の子の姿がとても印象的でした。

休み時間をはさんで、2時限目は石川毅彦先生の授業『宇宙ステーションが作る微小重力の世界』。実際の国際宇宙ステーションで撮影された画像なども沢山使われて、参加された皆さんは食い入るように画像をご覧になっています。2時限目の質問タイムも1時限目以上に盛り上がり、次から次に手が上がって、途切れません。小中学生以外の大人の方からの質問も相次ぎました。

どちらの授業でも、先生方が思わずうなる良い質問が子ども達から投げかけられ、宇宙を観測する様々な望遠鏡の話、宇宙エレベーターの話、宇宙服の仕組みのことから「はやぶさ」のミッションの話まで、話題はどんどん広がります。

「太陽はなぜ光っているの?」「ロケットが銀河に入るとどうなるの?」「宇宙人っていると思いますか?」「人間が宇宙ステーションから出るとどうなるの?」「宇宙ステーションでの生活は?」といった質問から、「宇宙に行ってみたいですか?」「宇宙に興味を持たれたきっかけは?」という先生方に向けられた質問など、バラエティに富んだ内容で、あっという間の2時間の授業になりました。

終了後には、個別に先生に質問をする参加者の行列ができ、先生からサインをもらう人も多くいるなど、今回の宇宙学校は、子どもから大人まで、宇宙についてより関心が広がる大きな糸口になったのではないでしょうか。

最後になりましたが、とても楽しく貴重な時間となったイベントを開催できましたこと、JAXA宇宙科学研究所の先生方を始め関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

報告:2016年4月11日
韮崎市立図書館(山梨県) 館長 加藤博純

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