図書館事例
その図書館を利用するすべての人々が、教養を深め、自らの課題を解決し、心身ともに健康な市民として自立し、働き、暮らすことで地域が活性化します。
わたしたちの使命は図書館サービスを通して地域社会に貢献することです。
PFI・指定管理者制度・業務委託について
PFIとは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、効率的かつ効果的に公共サービスを提供できます。
指定管理者制度は、公の施設を民間事業者等のノウハウを活用することにより、住民サービスの質の向上を図っていくことで、施設の設置の目的を効果的・効率的に達成するため2003年9月に設けられた制度です。地方公共団体側が提示した運営目的に添って事業者が提案を作成し、議会の議決を経て事業者を指定します。館長以下TRCが責任をもって育成したスタッフ、充実したバックヤードが、TRCが指定管理者として運営する図書館の特長です。
地方公共団体が本来担当すべき業務を仕様書で示し、民間事業者がその仕様書に添って受託するのが業務委託方式です。1996年、福岡市総合図書館のご要望によってTRCの館内業務受託はスタートしました。「蔵書点検業務」「カウンターでの貸出返却作業」「複写サービス」など、必要な部分でご依頼を承ることができます。
図書館事例
公共図書館
TRCが受託している公共図書館の一例をご紹介します。
海南市民交流施設 海南nobinos
(指定管理者)
https://kainan-nobinos.jp/
2020年6月1日(月)に海南nobinos(ノビノス)がオープンしました。図書館、貸室、子育て支援機能、カフェ、広場などの機能を備えた複合施設で、2階「絵本のライブラリー」には日本一の開架冊数となる5万冊の絵本が並び、柔らかい本棚で作られた迷路のような空間が広がっています。
(写真撮影:北山勝哉写真事務所)
「nobinos」外観
JR海南駅より徒歩7分。建物入口前にはノビノスルーフと遊具があります。床は転んでも痛くない素材でできており、走りまわって遊ぶことができます。
2階 絵本のライブラリー
海南の伝統色溢れる絵本のライブラリー。中央のランチスペースでは食事をしたり、大型絵本を楽しむことが出来ます。託児室や乳幼児向けの遊び場を備え、家族で過ごせる空間になっています。
ノビノスホール
発表会やイベントなど幅広く利用できるホール。収納可能な可動客席により、平土間での利用も可能。(定員:254名)
あかし市民図書館
(指定管理者)
https://www.akashi-lib.jp/
2017年1月27日(金)にあかし市民図書館が移転・リニューアルオープンしました。
明石駅前再開発にともない、明石市立図書館も新しく建築された明石駅前南口の複合施設『パピオスあかし』4階に移転し多くの人に利用されています。同建物内にはほかに、書店をはじめとする各種商業施設や、あかし子育て支援センター・一時保育ルーム・あかし総合窓口(明石市の行政窓口)・こども健康センターが配置されています。
あかし市民図書館館内
木を基調とした優しい色調の館内では自動貸出機、読書手帳機を設置しています。専用ラウンジではコーヒーを飲みながら読書ができます。
あかし市民図書館入口
ビル内にある図書館入口です。パピオスあかしは駅から近く、雨の日も安心してご利用いただけます。
児童書エリア
親子で気兼ねなく利用していただけるよう、ざわざわしてもよい空間となっています。また、親子トイレや授乳室も設置しています。
大和市文化創造拠点「シリウス」
(指定管理者)
https://www.yamato-bunka.jp/
2016年11月3日(祝・木)大和市文化創造拠点シリウスがオープンしました。大和市文化創造拠点シリウスは、芸術文化ホール、図書館、生涯学習センター、屋内こども広場など、複数の機能が融合した新しいタイプの公共施設です。2020年1月21日(火)、大和市文化創造拠点シリウスは累計来館者数1000万人を達成いたしました。
1階 エントランス
開架書架と奥にスターバックスがあります。ロビーの先にはメインホール、サブホール、ギャラリーがあります。
4階 健康都市図書館
健康をテーマにさまざまな分野の情報を取り揃えています。ロボットコーナー、健康度見える化コーナーなどがあります。
「シリウス」外観
小田急江ノ島線・相鉄本線 大和駅から徒歩3分。駅から真っ直ぐ続くプロムナードを歩くと「シリウス」が見えてきます。
豊後高田市立図書館
(指定管理者)
https://www.bungotakada-lib.jp/
2013年2月14日、豊後高田市立図書館(大分県)が開館しました。自動貸出機はじめ最先端のフルICシステム・電子図書館サービス TRC-DLといった九州初の最先端サービス導入、授乳室や「おはなしのへや」、お父さんのための「イクメン室」も完備しています。
TRCは、3月31日まで業務委託として、4月1日から指定管理者として運営を受託し、地域の願いである「教育のまち豊後高田」をさらに推進するお手伝いをいたします。
利用者スペースはすべて1階
利便性・快適性を重視し、ロビー・学習室・集会室・開架スペースはすべて1階になっています。
IC
写真は自動返却機です。ほかに、自動貸出機、予約棚を導入し、利用者の皆さんに活用されています。
「おはなしのへや」
こどもが靴を脱いでゆったり読書できる「おはなしのへや」。読み聞かせも行われます。
千代田区立日比谷図書文化館
(指定管理者)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
1908年東京市立日比谷図書館として開館(1943年から東京都立に)。千代田区への移管となった2011年に全面改修、図書館・博物館・カレッジの3機能が融合した総合文化施設として生まれ変わりました。ICシステムによる自動貸出機など最新のシステムとスタッフによる細やかなご案内が特長です。季節や時事に合わせてスタッフが企画する特集展示で、資料と人を結びます。
外観
日比谷公園の緑の中に建ちます。窓の向こうは国会通り、東京メトロ「霞ヶ関駅」からも徒歩数分の交通至便な場所です。
特集展示のひとつ
スタッフが企画するさまざまなテーマで資料が紹介されています。写真は2011年12月の「舞台は江戸城」の1コマ。
ショップ&カフェ
1階に、新刊書籍や読書が楽しくなる雑貨も充実したショップ&カフェ、地下にはレストランがあります。
桑名市立中央図書館(PFI)
https://kuwana-library.jp/
2004年、国内初の本格的なPFI図書館として開館。蔵書数・面積・開館時間や開館日数を飛躍的に拡大しただけではなく、市側との協働事業として地域資料の充実に力を入れ地域の文化を大切にした取り組みをしています。また「桑名市図書館を使った調べる学習コンクール」を主催、図書館の「調べる」機能を推進しています。今後は地域の学校ともいっそう連携を深め、自治体と共に、より多くの方に活用いただける図書館にしてまいります。
外観
3階・4階が図書館です。
1階にはコーヒーショップがあります。
「昭和の記憶」収集資料展
薄れゆく昭和の記憶の風化を防ぐため、市と協働で昭和に関する地域資料を収集し、毎年展示会を行っています。
調べる学習コンクール推進
作品(複製)の展示のほかに、例年夏には調べる学習のための講座なども開催しています。
学校図書館
学校図書館の事例はこちらをご覧ください。
その他施設(博物館など)
TRCでは公共図書館受託のノウハウを活かし、美術館、博物館、郷土資料館や企業図書室、その他施設の運営も受託しております。
昭島市教育福祉総合センター
アキシマエンシス
(指定管理者)
https://www.akishimaensis.jp/
アキシマエンシスは、「つなぐ・広がる・見つける・育む」をコンセプトに、市民図書館、郷土資料室のほか、教育と児童福祉関連などのさまざまな施設を集約し、市民の交流の場と課題解決を支援する、知の拠点です。 アキシマエンシスという愛称は、アキシマクジラの学名である「エスクリクティウス アキシマエンシス」が由来となっており、公募により決定しました。国際交流教養文化棟には市民図書館、郷土資料室、カフェがあります。
郷土資料室前 企画展示ブース
「あきしまの古環境」
多摩川河床の調査成果に基づいて、200万年前の昭島の様子を描いた絵とともに、昭島で実際に発見された動植物の化石などを展示しています。
アキシマビジョン
86インチ・4Kの大型高精細タッチパネルに表示された昭島市の地図に触れることで、市内各地の歴史や地域に関する情報が得られるシステムです。
郷土資料室 拝島日吉神社祭礼屋台人形
市を代表する文化である昭島の祭り。その花形である屋台人形を、三町よりお預かりし展示しています。
その他、板橋区立成増アートギャラリー(東京都)、出水市高尾野郷土館・古城画伯コレクション館(鹿児島県)を指定管理者として受託運営、NHK放送文化研究所などの業務委託をお受けしています。