図書館は「資料」「設備」以上に「人」で運営の質もコストも変わります。そのためTRCでは人材育成に全力を注ぎ、どのスタッフもあらゆる図書館で活躍するエキスパートに育てることを目標としています。人材を育てることは図書館、ひいては地域の活性化に寄与することに繋がり、同時に設置者(地方公共団体・学校法人・企業)のコストダウンに繋がります。
自主事業ネットワークとバックヤード
- 本社と全国の受託館を結ぶネットワークシステムを組んでいます。それにより、レファレンスその他現場の問題を共有できます。随時本社顧問アドバイザー、ノウハウを持つ本社各部署、全国指定管理者館長をはじめとしたスタッフが相談にのり、より良いサービスにつなげます。
- 催しやイベント開催にも、このネットワークを活かし、良い事業を効率的に企画・開催できます。イベント事例はこちらをご覧ください。
TRC本社が全国の図書館運営現場から情報、ノウハウを集約・分析し、サービスの向上を支援します。採用、労務管理、研修、個人情報保護・危機管理については、全国横断的に専門チームが支援します。 - 地域の学校と公共図書館が連携することで、より良い図書館サービスが実現します。
学校図書館の業務受託についてはこちらをご覧ください。
コスト削減
理由1 効果的な人員配置
TRCスタッフはフルタイム勤務を原則とし業務内容のレベル維持・向上を目指します。併せて、優れた能力を持ったパートタイムも採用、ロングタイムとショートタイムを組み合わせることで繁忙期や時間帯による業務量を考慮した効率的な人員配置が実現します。
理由2 効率的な資料収集
図書館が蓄積してきた資料収集方針を引き継ぎながら、TRCが持つ図書館専用図書装備納品システムをフル活用し、選書経費を縮減します。
理由3 ノウハウの共有化
TRCは全国で500館以上の公共図書館、800校以上の学校図書館で運営、8,000人以上のスタッフを擁しています。スタッフ間の交流研修、ノウハウの共有システムを構築、それを最大限活用。さらに新規図書館立ち上げ時や繁忙期などはTRCの指定管理者館相互の協力・バックアップ体制があり、無駄を省きます。
エキスパートの育成
TRCが掲げるスタッフの行動目標である「明るく元気でいよう」「高いホスピタリティを発揮しよう」「幅広い知識と高度な専門性を身につけよう」の3点がすべてのサービスの基本であるとの考えのもと、研修を実施しています。専門職としての誇りを持ったスタッフを育成します。
公共図書館スタッフに必要なスキル
- 1.基礎的能力
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- 言葉づかいや身だしなみ等、社会人としての基本
- タイムマネジメントやコミュニケーション等のビジネスマナー
- 図書館サービスに関する基本的な知識
- 2.実務能力
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- 図書館運営に関する規則やルールを理解し、業務に反映
- さまざまな利用者に対応したサービスに関する知識や技術を習得し、実践
- 地域の特性に応じた図書館サービスの提案
- 3.専門的知識とスキルの習得
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- 最新の情報やより高度な技術を自主的に習得し、実践
- 地域の課題を見出し、ニーズに応じた新たなサービスを開発し、提供
- 4.組織マネジメント
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- 円滑な図書館運営のための人的管理能力
- 安全に図書館を運営するための危機管理能力
- 図書館を発展させるための経営管理能力
研修プログラム
図書館総合企業として培ってきたノウハウをもとに、研修プログラムを開発しています。
図書館情報学、接遇、個人情報保護や危機管理はもちろんのこと、それぞれのキャリアや立場に合わせて、随時、必要な研修を受けることができます。
eラーニング、グループウェアなど、全国の図書館ではたらくスタッフが情報を共有し、いつでもどこでも研修を受けることができるシステムを構築しています。