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工芸館がやってきた!@文京区立小石川図書館

東京国立近代美術館工芸館所蔵の作品が小石川図書館にやってきました。
小学生を対象に、工芸品にタッチ&トークするイベントを行いましたので、内容を一部ご報告いたします。


秋のらいぶらり月間 ポスター
開催ポスター(参考)

普段はガラスケースのなかに展示されている、漆器や焼き物、織物などが、2016年11月13日(日)の午前中に、小石川図書館にやってきました。美術品を扱う専門の会社の方が、学芸員さんと一緒に、大切に大切に、図書館の4階まであげてくださいました。
小ぶりの漆器、焼き物、織物(布)を会議室のテーブルに飾り、着物をホールのステージに飾ります。

開始時間15分前に、参加者の子どもたちがお父さん、お母さんと一緒にやってきました。受付をして、作品に触らせてもらうので、まず、みんなで手を洗います。
それから会議室に集まって、作品を鑑賞するときの注意点を、学芸員さん・ガイドスタッフの方に教えていただきました。お気に入りの作品を決めたら、その正面に立って観ること。触るときは、両手でやさしく触ること。じっくり見たり、匂いは嗅いでもいいけれど、嘗めたりはしないこと。
遠目で作品をじっくり観察したあと、お互いに、どの作品が一番気になるか、を言い合います。それぞれで、お気に入りの作品を、じっくり観察。そっと、触ってみます。ガイドさんが、ひとつひとつの作品の成り立ち、どんな作家さんがどんな風につくられるかをお話くださいました。
ほかの人が気に入った作品についても、みんなでその解説を聞きます。最初に「気に入った」作品と、解説を聞いたあとの感想が替わったりしました。次に、ホールへ移動。ステージ上に飾られた着物を遠くから見て、五感を使って鑑賞するためにことば遊びや詩を交えました。

着物を見て 何を感じる?
“あおい” “しょっぱい” “波” “つるつるしている” “パパパパパパ”

実際にこんな言葉が子どもたちの頭に浮かびました。これらを繋げてひとつの詩にしてみたりしました。

工芸館がやってきた!@文京区立小石川図書館
着物を観ながらみんなで詩をつくるワークショップ

普段触ることがない美術品・工芸品に対して困惑している子どももいれば、こちらが心配するほど積極的に工芸品に触る子どももいました。どちらに対してもガイドさんが話を交えながら丁寧に対応してくださいました。

図書館としては、今回のイベントに絡めて「うるし」「織物」「伝統工芸」の本をたくさん集めて会場に展示しました。普段はあまりご利用がないジャンルですが、講座のあと、子どもたちにも保護者の方がたにもたくさん借りていただけました。「『うるしの本』なんて普段は手に取らないけれど、作品を観て触ったから、うるしってなんだろうと思った、読んでみたい」という声もありました。

今回揃った工芸品は現代の職人やアーティストによるもので、伝統的な技術と新しい技術をあわせたものや、デザイン的なものもありました。馴染みのない物から興味・関心を引き出し、次につなげる内容で図書館にふさわしいイベントであったと、図書館としても思っています。図書館と併せて美術館(工芸館)にも行く機会を引き出すことができましたし、美術館の方と今後とも連携をさせていただける機会になったのではないかと思います。
たいへんなお力添えをくださいました、東京国立近代美術館工芸館の皆さま、一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパンの皆さま、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

工芸館がやってきた!@文京区立小石川図書館
筒型の陶器
裏が気になる男の子
何か発見、あったかな
工芸館がやってきた!@文京区立小石川図書館
東京国立近代美術館工芸館のガイドさんが、丁寧に解説してくださいました
工芸館がやってきた!@文京区立小石川図書館
ショールを触って、
“やわらかい”“光が透けて見える”などの感触を楽しむ

報告:文京区立小石川図書館 館長 山田万知代

尚、文京区立小石川図書館の次に、TRCが指定管理者の公共図書館では、次の図書館へ「工芸館がやってきた!」が行く予定です。

2016年11月24日 港区立高輪図書館分室

2017年1月29日 江戸川区立篠崎子ども図書館

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東京国立近代美術館工芸館
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掲載:2016.11.24

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