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2017年11月1日(水)石川県野々市市に公益文化施設「学びの杜ののいちカレード」がオープンしました


カレード外観
市民の学びと文化・芸術・創造、情報発信、市民協働におけるシンボルとして、野々市市立図書館と市民学習センターの複合施設「学びの杜ののいちカレード」が誕生しました。
学びの杜ののいちカレードは、図書館と市民学習機能が融合した、新しいかたちの生涯学習施設です。
本がある図書館を、集う、学ぶ、奏でる、創る、観る、発表する、憩う機能が取り囲み、誰もが楽しく、学び合うことができます。
エリアガイド

1階から2階天井までの国内初の「ブックタワー」を設置した図書館と、市民学習センターでは美術や音楽などの芸術文化や料理の創作活動、そして屋外の憩いの広場では交流活動に取り組むことができます。
学びの中心としての開架スペース
たくさんの本がある開架スペースがこの施設の中心です。1階ではパオを囲む子どもの本、広場が望める文学系のスペース、市民活動の場に囲まれたエリアには、ノンフィクションのスペースが緩やかにつながります。全体を見渡すことができる2階に青少年のスペースがあります。


パオについて
「学びの杜ののいちカレード」の内部空間のシンボルとなるパオ(昇降幕)には、野々市の原風景の『ののいちの輪』、森羅万象の『世界の輪』が描かれています。
野々市出身のアニメーション監督・米林宏昌氏がこの図書館のために原画を描いてくれました。
米林監督の絵が描かれた布地がビックカーテンのように上下して子どもたちを包み込み、野々市らしい風景を記憶に刻みます。

カレードの特徴、『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』米林監督が描いたパオ(米林監督は野々市出身)



パオの昇降の様子 お話会のときはパオを下げると周りから囲まれた空間ができる
- 児童図書スペース
- 米林宏昌監督のイラストに包まれるパオでは、お話会が実施されます。またパオの周囲には、児童図書スペースが広がり、絵本や児童書が子どもたちを新しい世界にいざないます。

- レファレンスカウンター
- 西側入り口近くにレファレンスカウンターを設置し、利用者の課題解決のお手伝いをします。また、レファレンスカウンターでは、PCによる座席予約もでき、電子新聞や電子雑誌も見ることのできる20台のタブレットの貸出もします。

- 一般図書スペース
- 大空間に広がる最大収蔵数25万冊の蔵書が知の拠点を支えます。すべての書架は、スラブ固定され、防災上も安心です。耐震壁を活用した2本のそびえるブックタワーの上部は、見える閉架書庫としての役割を持ち、すべて出納可能です。また、ブックタワー上部棚には、落下防止バーも付き、安全対策を施しています。

設備案内

電子新聞

タブレット貸し出し

調理室

音楽スタジオ

ブックタワー(2F、3Fは閉架)

カレードは自動貸し出し

地元で人気のカフェも併設
東側の出入り口を入ってすぐ右に、オープンギャラリーがあります。オープンを記念して、11/28(火)まで米林宏昌展「つながる輪」が開催されました。
オープン初日には米林監督も来館し、ギャラリー正面のパネルには監督直筆のイラストがその場で描きこまれました。来館した方々が監督とパネルを幾重にも取り囲み、開館の喜びを共有していました。



オープンギャラリーでは米林監督の展示会を開催 初日には米林監督直筆のイラストが添えられた


カレードのパオができるまでの展示、模型、ラフイラストや原画が飾られている


アニメーションの作り方展示や、過去のデッサンを数多く展示した
開館記念講演 米林監督『アニメーション映画の作り方』講演会
また11/3(金)には「学びの杜ののいちカレード」の開館記念公演として、米林宏昌講演会『アニメーション映画の作り方』を開催しました。定員100名のところを大変多くの方にご希望いただき、往復はがき応募での抽選で、当選された方々にご参加いただきました。会場は満員、地元メディアの方も多く訪れ、大変盛況の中で行われました。
講演は米林監督がこの講演のために書き下ろした『アニメーション映画の作り方』の工程イラストをもとに進行し、監督が過去に携わったアニメーション映画の絵コンテや設定資料などが豊富に例として出され、映画のファンはもとより、アニメーションに興味のある方にはたまらない、贅沢な講演会となりました。


カレードの由来
カレードは英語Kaleidoscope(万華鏡)に由来します。kalos(美しい)+eidos(かたち)というギリシャ語がその語源です。図書館は万華鏡のようにいつもその様相を変えます。しかも、いつも美しいものです。その様相を創り出すのは、多彩な内容をもったたくさんの本であり、それぞれに個性をもつ市民です。本と人、人と人が交わり合って、市民が光り輝き、まちが美しくにぎわう、そういう施設でありたいとおもいます。
- ロゴマークについて
筑波大学西川潔名誉教授によるデザイン。
「花のようでもあり、折鶴のようにも見えます。デフォルメするとさらに多様な姿が浮かびます。また、ダイナミックな建物の姿も見えてきます。まさにそれはkaleid(万華鏡)なのです。」
- 野々市市について
- 野々市市は、石川県のほぼ中央に位置し、山・海のない全くの平坦地です。市の人口は55,099人(平成27年10月1日現在)。市は、東洋経済新報社が発表した2017年版全国「住みよさランキング」で算出する指標のうち、「利便度」がランキングの対象となった2012年から6年連続で1位となり、総合は5位と評価されました。
学びの杜ののいちカレードについて
住所 | 〒921-8845 石川県野々市市太平寺四町目156番地 |
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開館時間 | 9:00~22:00 |
休館日 | 毎週水曜日、12/29~1/3、特別整理期間(図書館のみ) |
施設概要 | 敷地面積:18,822.8㎡ 建築面積:4,806.99㎡ 延べ面積:5,695.76㎡ 建物高さ:10.105m |
収蔵可能冊数 | 約25万冊 |


夜のカレードもなかなか素敵です。お近くにお寄りの際はぜひ一度ご来館ください。
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掲載:2018.1.24