プレスリリース
2026年10月09日
一般社団法人ホンミライ
株式会社図書館流通センター
日本出版販売株式会社
第1回「本の甲子園」日本一の1冊が決定!
初代大賞は村崎なぎこ『オリオンは静かに詠う』
一般社団法人ホンミライ(代表理事:今村 翔吾、以下「ホンミライ」)、株式会社図書館流通センター(代表取締役社長:菅野 耕一、以下「TRC」)および日本出版販売株式会社(代表取締役社長:富樫 建、以下「日販」)は、三社が共催する新しい文学賞「本の甲子園」の記念すべき第1回大会の大賞に、村崎なぎこ氏の『オリオンは静かに詠う』(小学館)が選出されたことをお知らせします。
2026年10月5日(月)、紫式部ゆかりの地である大本山石山寺(滋賀県大津市)にて開催された決勝イベントにおいて、全国の図書館員の投票によるトーナメント戦を勝ち抜いた作品の中から大賞を決定しました。
第1回「本の甲子園」大賞
- 書名:オリオンは静かに詠う
- 著者:村崎なぎこ
- 出版社:小学館
- 発売日:2025年1月29日
- 定価:1,870円(税込)
- あらすじ:宇都宮のろう学校に通う重度難聴の高校1年生・咲季が、競技かるたを通して成長していく青春小説
大賞『オリオンは静かに詠う』著者・村崎なぎこ氏コメント
「本との出会いは縁である」
そんな言葉がSNSのタイムラインを流れてきたのは、昨年10月のこと。
応募できるのは2024年10月から1年の間に刊行された小説で、自作では『オリオンは静かに詠う』などが該当していた。
プロになってみると、公募型の賞はほとんどない。全国の売り上げランキングや賞レースに無縁の、地方でもがいている私のような作家にとっては、公式サイトが「蜘蛛の糸」のように光輝いてみえた。自身の作品のキャラのように、私も「青春」してみようか。
勇気を出して、応募してみた。地元代表となり、初戦突破。気がつけば大津市の石山寺で行われる準決勝への切符を手にしていた。
こんなことは一生に一度だと、現地観戦イベントに参加してみることに。そして目の前で、『オリオンは静かに詠う』が初代大賞作品になった。
これこそが「縁」だったのだと思う。
本大会に関わる全ての方々に、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
発起人・今村翔吾氏コメント
今回は非常に接戦で1位が決まったということで、会場も大変盛り上がりました。
図書館業界と出版業界の間には、長年さまざまな課題がありました。
しかし、今回のように共同で取り組める活動が生まれたことで、解決に向けて一歩前進できたのではないかと感じています。第2回に向けても、ぜひ多くの作家や図書館員の皆様にご参加いただきたいと思っております。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
決勝イベントの様子
決勝イベントでは、選考委員が代表作品3点(※)について、各作品の対戦組み合わせごとに「出会いを感じた一冊」へ事前投票を実施。その投票結果を作品ごとに色を設定したカラーボールの数に反映し、準決勝・決勝を実施しました。投票箱に入ったカラーボールを準決勝では9個、決勝では11個をランダムに引き、より多くのカラーボールを獲得した作品を大賞に決定しました。
※準決勝に進出予定となっていた佐賀県の代表作品『あの日の風を描く』は、著者からの申し出により辞退となりました。
また、イベントでは本大会の発起人である直木賞作家・今村翔吾氏と、石山寺座主・鷲尾龍華氏による特別トークセッションも実施しました。
トークセッションでは、両氏がどんなときに図書館を利用するかなど、「本の甲子園」のテーマにもなっている「出会い」をキーワードに、本との出会いのエピソードが語られました。また、より多くの人たちに本を届けるためにできることや、「本の甲子園」を通じて実現したいことなど、本の未来についても語り合いました。
さらに、イベントの締めくくりには、第1回「本の甲子園」で都道府県代表として選出された35作品のさらなる飛躍と発展を願うヒット祈願が、本堂にて厳かに執り行われました。
写真左:特別トークセッションの様子
写真右:決勝戦開票の様子
「本の甲子園」について
「本の甲子園」は、書店・図書館の連携強化と、地元在住作家と地域の結びつきの強化を目指し、図書館と出版業界が共に手をとり、一体となって行う取り組みです。
全国47都道府県それぞれからエントリーされた地元在住作家の作品から各都道府県の図書館員が選考委員となって地元代表作品を1冊選出し、その後トーナメント形式で“試合”を行い、日本一の本を決める新しい文学賞として、2025年10月からスタートしました。
2026年10月24日(土)以降は、「BOOK MEETS NEXT 2026」と連動して、村崎なぎこ氏在住の栃木県の図書館でのトークイベントや、図書カードが当たるハッシュタグキャンペーンの実施を予定しています。
- 本の甲子園サイト https://www.honno-koshien.com/
- 本の甲子園 X https://x.com/honno_koshien
「本の甲子園」運営事業者各社
- 主催 一般社団法人ホンミライ
- 共催 株式会社図書館流通センター、日本出版販売株式会社
- 後援 一般財団法人 出版文化産業振興財団、
公益社団法人 読書推進運動協議会、日本書店商業組合連合会、
公益社団法人 日本図書館協会
本件に関するお問い合わせ
本の甲子園実行委員会事務局 E-mail:info@honno-koshien.com
掲載:2026.10.09