令和7年(2025年)4月22日
図書館流通センターと日本出版販売株式会社が共同で、図書館内ショップを展開 公共図書館で本や文具雑貨、地域商材を販売する実証実験開始
株式会社図書館流通センター(代表取締役社長:谷一 文子、以下「TRC」)と日本出版販売株式会社(代表取締役社長:富樫 建、以下:日販)は共同で、公共図書館内で本や文具雑貨、地域商材などを販売する図書館内ショップ 「TOSHOP(トショップ)」の実証実験を開始します。「TOSHOP」は、公共図書館 に“本を借りる場所”にとどまらない付加価値をつけることで、地域の人たちが集い、 文化を育むコミュニティセンターとしての可能性を広げ、読書人口を増やすことを目指す取組みです。

<TOSHOP 展開イメージ>
図書館内ショップ「TOSHOP」がめざすもの
公共図書館は、これまでの情報を提供する場としてだけでなく、人々が集い、つながり合って文化をはぐくむ「場」としての役割が期待されています。 「TOSHOP」は、公共図書館に“本を借りる場所”だけでなく“モノを買える場所”という付加価値をつけることで、利用者にとっての利便性を向上させ、さらにこれまで図書館に足が向かなかった人達の来館のきっかけを作り、 図書館利用者が増えることで読書人口の増加に寄与することを目指します。 「TOSHOP」は、 本だけではなく、文具雑貨や地域ならではの商材、日用品などを販売します。商品構成、運用方法、仕入れ先、利用客層、展開規模など、図書館が大きな投資や変更をせずに、 価値向上させることができる店舗パッケージの開発・運営オペレーションを検証・構築することを目的として、実証実験を行います。 「TOSHOP」は、約半年間の実証実験期間を経て、持続性と拡張性を検証し、2026年度以降の本格稼働を予定しています。
実証実験は、本プロジェクトの持続性と拡張性を短期間で検証し、本格稼働に向けての成功スキームを 確立することを目指します。そのため、一定の来館者数が見込めることや運営方法のバリエーションを選定基準とし、 下記の公共図書館3館にTOSHOPを設置します。
名称 | TOSHOP 海南nobinos |
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住所 | 和歌山県海南市日方1525番地6 |
営業時間 | 9:00-21:30 ※海南nobinosの開館日・開館時間に準ずる |
HP | https://kainan-nobinos.jp/ |
実証実験開始日 | 2025年5月31日(土) |
名称 | TOSHOP 日進市立図書館 |
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住所 | 愛知県日進市蟹甲町中島3番地 |
営業時間 | 平日9:00-20:00/土日祝9:00-17:00 ※日進市立図書館の開館日・開館時間に準ずる |
HP | https://lib.city.nisshin.lg.jp/contents/ |
実証実験開始日 | 2025年6月28日(土) |
名称 | TOSHOP学びの杜ののいち カレード |
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住所 | 石川県野々市市太平寺4丁目156番地 |
営業時間 | 9:00-22:00 ※学びの杜ののいち カレードの開館日・開館時間に準ずる |
HP | https://www.kaleido-nono1.jp/ |
実証実験開始日 | 2025年7月下旬予定 |
書誌データベース(TRC MARC)の作成と販売、図書館向けの装備付図書等の販売と、全国に約3,300館ある公共図書館のうち602 館で、業務委託と指定管理者等の図書館受託運営業務を行っています。学校図書館の支援業務や、電子図書館事業やデジタルアーカイブ事業をはじめ、 軽自動車の移動図書館車LiBOON(リブーン)など、図書館に関わるさまざまな機器・用品等の販売も行っています。
1949年の創業より、出版物をはじめ、文具・雑貨などの取次販売を行う会社です。グループ経営理念「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」のもと、街に書店のある風景と、誰もが自由に本と触れ合える環境を守るため、 既存の事業の枠に捉われず、人と文化の接点の創造に取り組んでいます。
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