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動く絵本『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』制作発表会を開催しました@徳島市立図書館


2012年に構想が始まり、ついに動く絵本として完成をみた『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』。完成を記念し、2015年11月7日(土)、徳島市シビックセンターにて、動く絵本『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』制作発表会を開催いたしました。

原作者の飯原一夫先生、アニメーション制作の徳島文理大学メディアデザイン学科の皆様にご出演いただき、『ぽんぽこ』が完成するまでの軌跡等についてお話しいただきました。

まず飯原先生は『取材記録から創作へ』をテーマとした解説として、狸伝説の取材を始められたのは今から40年以上も前にさかのぼることや、オリジナルストーリーを紡ぐに至った経緯、またその手法などに触れ、様々な文献の紹介を交えながら創作について解説されました。
創作の発想起点などふだん知ることのできない裏話は、大変興味深いものでした。

次に徳島文理大学助教の長濱先生は、1枚の原画が、デジタルの動く絵になるまでの制作過程について、たくさんの画像を投影して加工の様子をご紹介くださいました。

「力のある原画をスキャナーで取り込んでも、それだけではその迫力が全く伝わらない。段階的な色調補正を重ねて、ようやく素材ができあがります」

「絵を切り取ってモーション(動き)を加える作業はえんぴつ書きの絵コンテから始まりますが、大事な設計の部分なので学生に何度も再考を求めました」

など様々な現場のご苦労をうかがうことができました。

電子書籍に関心をお持ちのご来場者にとって、またとない機会になったのではないかと思います。

あわせて、小学生にも徳島の昔話を読んでもらいたいと、漢字(小学校4年生以上)によみがなをふる作業や地名の確認など、図書館を活用し当館スタッフが担当した編集作業にもふれて制作全般の過程もご紹介いただきました。

また、実際の動画に合わせて学生3名が昔話の朗読を披露されました。会場からは『鳥肌が立った』という感想が届くほど素晴らしいものでした。
そして、この音声を電子図書館で届けたい…というのが、発表会後皆の想いとなりました。

たくさんのご協力を得て開催した動く絵本『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』制作発表会は、新たな希望とともに終えることができました。

完成した『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』は、全国のどなたででも徳島市電子図書館でご覧いただけますので、ぜひお楽しみください。

前回の講演会の様子はこちらをご覧ください。

報告:2015.12.3
徳島市立図書館 電子図書館スタッフ

掲載:2015.12.21

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