- ホーム
- トピックス
- イチオシ図書館イベント
- 大阪府立中央図書館にビオトープがやってきた!
大阪府立中央図書館にビオトープがやってきた!
2016年9月10日(土)、大阪府立中央図書館にビオトープがやってきました。
大阪府立中央図書館は、施設管理・イベント運営・ライティホールの管理運営を長谷工・大阪共立・TRCグループで指定管理者として運営しています。
この度開館20周年を迎えた大阪府立中央図書館では、利用者の皆様により快適な環境を提供できるよう、新しいリフレッシュ空間をはかるため、大阪府立中央図書館1Fエントランスホールに「せせらぎ室内ビオトープ」を設置しました。関西の図書館としては「初」の試みとなります。
ビオトープを導入することで、図書館に居ながらにして「水」や「緑」、「魚」といった自然を感じることが可能となりました。また、子供たちがこの水槽を見て、植物や生き物、環境に興味を持ち、図書館の資料で調べてもらえたらと期待しています。
ビオトープ導入記念 お披露目式
9月10日(土)10時より、「ビオトープ」設置を記念して、お披露目式とワークショップを実施しました。
お披露目式では、大阪府立中央図書館長・加藤信二氏よりご挨拶をいただいたあと、「せせらぎ室内ビオトープ」を開発・販売している(株)西条庭園の本田逸男氏にご講演をいただきました。「せせらぎ室内ビオトープ」は、上部浄化装置の竹炭に植物を植え付け、魚の餌、糞から出るアンモニアなどを養分として植物が吸収するという、自然循環型の浄化システムです。水替え不要で、水槽の中で生態系が完成されています。東広島産学金官連携推進協議会の「東広島発!ものづくり逸品認定」認定商品です。
5年以上かけて開発した「せせらぎ室内ビオトープ」の原理や、発明の際の苦労話について、本田氏にご説明いただきました。なかでも、水を水柱状で回転させて水槽へ複数の穴から戻す原理について、ペットボトルで実践していただいた際は、水が見事に渦を巻いて外に放出されていく様子に、参加した方々の中から歓声があがりました。
講演の後は、お披露目式に参加していただいたみなさん全員で、クイズ「ビオトープでトップを目指せ!」を行いました。図書館スタッフ扮するおっほん(本)博士とそのアシスタントが魚や自然にまつわる三択クイズを出し、配布された用紙に参加者がそれぞれ回答していきます。
「第一問:「ビオトープ」という考えかたが、生まれた国はどこ? ①アメリカ ②オーストラリア ③ドイツ」
「第二問:(ビオトープに入っている)熱帯魚ブレコが果たす大切な役割とは? ①そうじ ②せんたく ③りょうり」
お分かりになりますか?(回答は文末に記載しています)
出された10問すべてを正解した方のなかからさらに3名が選ばれ、全問正解賞として西条庭園の本田氏よりペンタスの鉢植えが進呈されました。
ワークショップ 石に魚の絵を描こう!
11時から開催されたワークショップでは、石に魚の絵を描こう!「魚のペーパーウェイト」と題し、親子連れの皆さんにアクリル絵の具やクレヨンで石に絵を描いてもらいました。子供たち同士で競うように描いたり、大人のほうが夢中になって描いていたりと、みな思い思いのおさかなを描いていました。
描いてもらったおさかなペーパーウェイトは、金魚すくいのビニールでかわいくラッピングしてお持ち帰りいただきました。
2015年4月1日より、大阪府立中央図書館1F読書カフェエリアに導入された「音と香り」、そして今回導入された「自然のせせらぎビオトープ」、さらにリフレッシュできる空間となった大阪府立中央図書館にぜひ一度お越しください。
ビオトープ導入の様子
ビオトープ導入記念 1Fカフェ「布目の里」特製 期間限定「森のビオトープ ランチ」
(クイズの回答は「第一問:③ドイツ」「第二問:①そうじ」)
関連リンク
掲載:2016.09.15