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『高根沢町史』デジタル化公開記念&図書館ご縁まつり
@高根沢町図書館
2014年9月27日(土)、『高根沢町史』デジタル化公開記念&図書館ご縁まつりを高根沢町図書館・仁井田分館・上高根沢分館と周辺の施設で同時開催しました。

午前中は「『高根沢町史』デジタル化公開記念」として、高根沢町長:加藤公博さまのご挨拶をいただいたあと、公益財団法人図書館振興財団理事の石川徹也氏による講演「『自治体史』のデジタル化・公開の意義と今後の課題」、つづいて高根沢町史編纂委員の海老原郁雄氏の講演「町史づくりに熱中したころ」がありました。

つづいて、館長の矢野から、このたび、公益財団法人図書館振興財団からの支援も受けて、歴史資料検索閲覧システム「ADEAC」のプラットフォームに高根沢町史はじめ、地域資料を搭載するにいたった経緯、そして「ADEAC」のデモンストレーションを行いました。なかでも高根沢町から出土した土器「中峠(なかびょう)」を画面上で3Dで表示、回転させながら見ることができる説明の個所では、参加者の皆さんから歓声があがりました。

こういった地域資料は、インターネットさえ繋がれば世界中どこからでも無料で見ることができるものですが、特に地域の方々には「こういったシステムに地域の宝物を搭載したこと」「使い方」「活用方法」などを機会あるごとにアピールしていきたいと考えています。
このあと、中央館では
- アトリエびっきさんの人形劇
- 電子図書館の小冊子をダウンロードして手作り絵本作成
- 図書館エコバッグ・クリアファイルの配布
- 手打ちそばの販売
- オピニオンリーダーによるワークショップで活動報告やおはなし会
- JR東日本から烏山線を走る電車のパネル展示
仁井田分館では、模擬店と化学実験教室(スライムを作ろう)、上高根沢分館ではミニリサイクル市、「あなたのおすすめ本」おしえてくださいのイベントを開催しました。このミニリサイクル市は今回から有償化としたのですが、11時~15時の短い時間のなかで98人の参加があり、409冊17,520円の売り上げがありました。これは、図書館資料費をより充実させるための一部として活用していきます。
図書館以外の施設、宝積寺駅・ちょっ蔵広場など、図書館付近をまわっていただいたことは、参加者の皆さんからも好評で、またPRの面でも図書館と近隣関係各所との良い関係ができました。
また、TRCで受託運営させていただいている近隣の茨城・栃木県内の館長、スタッフ皆、また地域の皆さまなど3館合わせてボランティアの応援人数147人(内、図書館スタッフ23人)など多くの方に支えられ終了できたことは、今後の励みになりました。

今後は、歴史資料検索閲覧システム「ADEAC」や電子図書館サービスTRC-DLを含め、図書館の資料の充実をご紹介し、より地域の皆さまに活用していただける図書館を目指していきます。
報告:2014年10月14日
高根沢町図書館(栃木県)