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TRCが後援している「第19回 図書館を使った調べる学習コンクール」の
表彰式が行われました

2016年2月27日(土)に、公益財団法人図書館振興財団主催(文部科学省、株式会社図書館流通センターほか後援)の「第19回 図書館を使った調べる学習コンクール」の表彰式が、東京都台東区の「上野精養軒」「桜の間」にて執り行われました。

会場となる上野精養軒
会場となる上野精養軒
入口には表彰式の大きな看板
入口には表彰式の大きな看板

今回の応募点数は、過去最高だった前回を1万作以上も上回り、過去最多を更新する7万点を越える作品を全国からご応募いただきました。のべ101名の審査員による数次の審査を経て、入賞31作品が選ばれました。また、地域コンクールも過去最高の全国72市区町村で開催され、そのうち主催3団体が「図書館を使った調べる学習活動賞」を受賞しました。

文部科学大臣賞、観光庁長官賞、「国連生物多様性の10年日本委員会」賞受賞者には、表彰状と楯が、また優秀賞受賞者には楯がそれぞれ授与されました。

受賞者に授与される楯
受賞者に授与される楯
表彰式会場内の様子
表彰式会場内の様子

全ての表彰を終えたのち、東京国立博物館館長の銭谷眞美氏より、作品総評をいただきました。銭谷氏は今年の応募作品がどれも大変にレベルの高いもの揃いであったことや、審査の際も受賞作品を選定するのに非常に苦労したことを話されました。また、受賞者に授与される楯に飾られている星になぞらえ、コンクールを実施するねらいとして、“知的好奇心・調べる力・読解力・考える力・まとめる力”という5つの力をみがいてほしいと話されていました。そして今回から表彰式の会場が上野に移った点に触れられ、日本に初めて建てられた「帝国図書館」を引き継いだ国立国会図書館の分館である「国際子ども図書館」が建つ上野を「日本の図書館の聖地ともいえる」とし、この地で表彰式が行えることを喜ぶとともに、「数々の博物館や美術館が密集している上野で、新たな「調べる」きっかけを得てほしい」と語られました。

表彰の様子
表彰の様子
受賞者全員による挨拶
受賞者全員による挨拶

表彰式のあとは休憩をはさみ、同じく「桜の間」にて懇親会が行われました。受賞者の皆さんは、審査員の先生方や来賓の方々、お祝いにかけつけてくださった出版社の皆様にご挨拶をされたり、壇上の金屏風の前で記念撮影を行うなど、それぞれが楽しい時間を過ごしました。懇親会会場と同じフロアにある「桐の間」では、今回の「図書館を使った調べる学習コンクール」入賞作品が展示され、参加した方々が、数々の素晴らしい作品に見入っていました。

懇親会の様子
懇親会の様子
受賞の喜びをご家族で撮影
受賞の喜びをご家族で撮影

今回のコンクールでは、TRCが指定管理者として運営する「徳島県美馬市立脇町図書館」のスタッフが「阿波藍」の歴史について調べた作品が「文部科学大臣賞」を受賞しました。また、TRCが業務委託を受託している徳島県立図書館の研究チームが「阿波踊り」「ぞめき」について調べた作品が「優秀賞・図書館振興財団賞」を受賞しました。

美馬市立脇町図書館スタッフの石川さん
美馬市立脇町図書館スタッフの石川さん
徳島県立図書館副館長とチーム「びざんちゃん」代表
徳島県立図書館副館長とチーム「びざんちゃん」代表

次回の「図書館を使った調べる学習コンクール」は節目となる20回目となります。表彰会では「次回のコンクールは応募作品10万点を目指しています」という発言も飛び出しました。2016年9月より募集が始まります。身近な題材から得た「気づき」と、調べ考える取り組み、図書館を利用する皆様をTRCは応援します。

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