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「もし長崎市の職員が長崎市立図書館の「○○○」と出会ったら!?」
@長崎市立図書館

■ 企画背景と目的

長崎市立図書館長崎市立図書館では、2008年1月の開館以来、ビジネス支援や障がい者サービス、がん情報サービスを中心とした「課題解決サービス」に取り組んでいます。しかし、図書館単独のサービスには限界があると感じていました。レフェラルサービスとして、専門機関や行政機関を紹介することも増えてきました。
しかし、図書館も行政機関のひとつとして、長崎市の各部各課と連携したサービスの提供を通し、地域づくりに寄与することが必要であり、スタッフは「図書館で何ができるのか」ではなく「市民のために税金を使って長崎市は何をするのか。その中で図書館にできることは何か」を意識することが、図書館の役割なのではないかと考えるようになりました。
そこで今回、長崎市立図書館の求心力と"開かれた場所"であるメリットを活かし、図書館と接することを通じて、市民に行政全体を「知ってもらう」「理解してもらう」「信頼してもらう」ため、図書館との連携が長崎市の各部各課の政策実現(特に情報発信・啓発)に有効なツールである認識を促し、図書館の存在価値を向上させることを目的に企画しました。

■ 日程・プログラム

長崎市立図書館
  • 日 時:2013年5月13日(月)
  • 場 所:長崎市立図書館 多目的ホール
  • 参加者:
    長崎市職員(8部15課)・長崎県内の公共図書館の職員・TRC受託図書館のスタッフ・他(約50名)
    長崎市立図書館スタッフ(20名)

内容としては、館長の挨拶、スタッフによるブックトークで開会しました。「図書館だからできる課題解決支援」「やってもらおう、図書館での医療・健康情報サービス」という講演を聴いた後、参加者全員でワークショップを行いました。テーマ「まちづくりの観点から行政と図書館の協働(コラボレーション)を考える」。班ごとにディスカッション、発表を行い閉会しました。

■ 参加者の感想

  • 行政にとっても、意義深い内容になったと思う。これをはじめの一歩として、歩き、走れるようになったら素晴らしいと思いました。なかなか出来なかった大きな一歩になると思います。ありがとうございました。
  • 図書館の方とは仕事で関わりを持つ機会がこれまでありませんでしたが、ワークショップでお話しする機会を得て、非常に有意義でした。実際に今年実施する事業で図書館の力をお借りしたいと思うものがあるので、イメージを具体化することができました。
  • 冒頭の図書館の職員さんによるブックトークは、そのスキルにも内容にもとても感動した。絵本や物語などをツールとしてまちづくりの関心を高めることもできるのでは。

報告:2013年6月6日
長崎市立図書館(長崎県)
統括責任者 下田富美子