佐野市立葛生図書館　移転・リニューアルオープンまでの経緯

2016年12月5日(月)9時より、「葛生行政センター」に併設された佐野市立葛生図書館は移転・リニューアルオープンいたしました。
この場所は平成17年より佐野市の分庁舎として利用されていましたが、東日本震災後の耐震診断で強度不足が判明し、新たな施設を建設することになりました。新しく建設される葛生行政センターには、住民票発行手続きなどを行う総合窓口課と、分庁舎に隣接する葛生文化センター内にあった葛生図書館の移設が決定しました。

大正13年設立時の葛生図書館

化石館と併設された旧図書館

元の葛生図書館の設立は古く、大正13年、現在の葛生小学校敷地内に石造りの図書館（蔵書約3000冊）が開設されました。昭和35年の葛生会館建設に伴い、会館2階に移設、さらに昭和54年の葛生町文化センター建設に伴い、センター内に移設され、以来35年間多くの方々にご愛用いただいていましたが、平成28年9月末で閉館し、移転・リニューアルの準備を進めてまいりました。

オープン当日の様子

オープン日の月曜日は本来では葛生図書館の休館日ですが、葛生行政センターの開所にあわせて臨時開館となりました。開所式後に岡部正英佐野市長や佐野ブランドキャラクター「さのまる」によるテープカットが行われ、午前9時、いよいよ新葛生図書館がオープンしました。

開所式後のテープカット

来館者にオープンの記念品をプレゼント

葛生行政センターの入口右では、「さのまる」がご挨拶。ドアを入った正面、図書館の入口前には横5ｍ×縦3ｍの大きなフレスコ壁画「ふるさと・葛生　未来への道」が飾ってあります。武蔵野美術大学非常勤講師・フレスコ普及協会代表の大野彩さんが主宰する壁画ＬＡＢＯと、地元の中学生、地元企業17社とが協力して制作されました。絵の中にあるトンネルは、地元佐野市と栃木市の石灰で作られています。

「さのまる」がいつでもお出迎え

大迫力の美しいフレスコ画

開館後は図書館のオープンを待ちわびていた利用者の方々が、新刊図書のコーナーや新しい書棚を見て回ったりして、さっそく本を選んで借りてくださいました。「以前より明るくなった」「木の香りがして気持ちいいね」と嬉しいお声も多数いただきました。

お祝いの花で飾られた入口

さっそく貸出

その後は近隣のくずう保育園から園児たちがお散歩に来てくれました。1歳児さんたちが「おはなしコーナー」で絵本を選んだりする中、幼児のお兄ちゃんたちは素早くドラえもんの表紙を見つけたり、新しい児童書コーナーを興味深く眺めたりと、新図書館を思い思いに楽しんでくれていったようです。今度はお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、兄弟姉妹と一緒にまた遊びに来てくれることでしょう。

園児たちがやってきた！

絵本の棚にみんな興味しんしん

みんな本が大好き！

しっかり好みの本を選んでいます

みんな、また遊びに来てね

天井でもさのまるが待ってるよ

12月10日（土）「図書館まつり」を開催しました！

12月10日（土）にはオープン記念行事としての「図書館まつり」を盛大に開催しました！
市内外から1000人以上の方が来館し、新しい図書館内や駐車場での様々なイベントを楽しんでいってくださいました。

新図書館見学ツアー

さかなつりゲーム。たくさん釣れたかな？

近くの交番のお巡りさんによるテーブルマジック

ビンゴは大人気！

ワンワンショーの可愛いワンちゃんたち

ハラハラドキドキ！ジェンさんの大道芸