2023年12月7日(木)にホテル椿山荘東京にてTRC全国館長会を開催しました
サポート事業推進室
2023年12月7日(木)にホテル椿山荘東京にてTRC全国館長会を開催しました。コロナ禍で過去3年間の全国館長会はオンラインのみでの開催でしたが、4年ぶりに対面での開催となりました。TRCが主に指定管理者として運営する図書館の館長(館長候補含む)261名と、全国のエリアマネージャーや支社長を含む社内関係者82名の、計343名が参加しました。

全国のTRC指定管理館の館長が一堂に会しました
まず、弊社社長・谷一文子からTRCの図書館運営受託事業とサポート事業についての報告と展望をお伝えしました。つづいて青山学院大学の野末俊比古先生にご登壇いただき、「図書館の近未来を創る ―AI/DX時代のサービスと利用者―」についてご講演いただきました。図書館にはどのような役割が求められるか、次世代の利用者のニーズをどうつかむか、それらに応えるには何が必要かを考えながら、AI/DXを図書館でどう活用できるか、近未来の図書館サービスをどう作るかについてお話があったあと、オンライン投票・投稿サービス「イマキク」を用いて質疑応答・意見交換を行いました。参加した館長たちからも「大変刺激を受けた」「もっと話が聞きたかった」「いくつも気付きをいただいた」など大変好評でした。

社長・谷一からの報告

野末先生のご講演
お昼は立食で懇親会を行い、取締役のあいさつののち、今年度の館長候補のみなさまをご紹介したあと、抽選会を実施しました。歓談の時間には、参加者にそれぞれ台紙とエリア別に色を変えたシールを配布し、話した方とシールを交換して全国を制覇してもらうという交流を促すためのミニゲームを開催し、クリアした方には景品をお渡ししました。

昼食(懇親会) 取締役・細川から乾杯の挨拶

今年度館長候補紹介
午後はまず、全国のTRCが運営する図書館の取り組みを表彰する表彰式と事例発表を行いました。
館長会に先立って、「TRC-DL利活用」「障がい者雇用」「グリーンライブラリー」「TRC Style(業務改善)」「SNS活用」「自主事業」と6つのテーマを定め、全国から取り組みの事例を募集しました。多くの事例が集まり、サポート事業推進室のメンバー全体で選考を行いました。
館長会では各部門のプレゼンテーターより選考の経緯と受賞館の発表を行ったのち、社長・谷一文子より表彰をうけた受賞館の館長が、それぞれの事例発表を行いました。
受賞館は以下の通りです。
- TRC-DL利活用賞:東大阪市立図書館(花園、四条、永和)
- TRC障がい者雇用賞:長崎市立図書館
- TRCグリーンライブラリー賞 敢闘賞:おいらせ町立図書館 三田市立図書館 ※大賞なし
- TRC Style賞(業務改善):水戸市立図書館(東部、西部、見和、常澄、内原)
- TRC SNS活用賞:苫小牧市立中央図書館
- TRC自主事業賞:那須塩原市図書館「みるる水族館」
特別賞:港区立高輪図書館「TAKANAWA HEALTH COLLEGE」
燕市立吉田図書館「図書館×夜×キャンプ」
その後、昨年12月以降にオープンした新館の5館について、館長(代理)よりご紹介いただきました。

TRC-DL賞

TRC障がい者雇用賞

グリーンライブラリー賞(敢闘賞)

TRC-Style賞

TRC SNS賞

TRC自主事業賞・特別賞
4年ぶり、リアル対面での全国館長会開催となりましたが、参加した館長たちにも総じて好評で、全国の館長が一堂に会顔を合わせて交流できる会は(毎年でなくとも)大切だとの声が多く聞かれました。
掲載:2023.12.12