元レファ協事業企画協力員、現TRC顧問 寺尾隆先生監修『図書館徹底活用術』が発売されました

近畿大学中央図書館に30年間勤務し、レファレンスサービスを担当。2006年から8年間、国立国会図書館のレファレンス協同データベース(レファ協)事業企画協力員を務めたのち現在では株式会社 図書館流通センターで顧問をしてくださっている寺尾隆先生監修『図書館徹底活用術』が1/27(金)に発売となりました。
意外と知らない図書館利用の基本から、蔵書検索の最新テクニックまで、「情報の宝庫」を使いこなす最新テクニックの数々が紹介されています。
ビジネスを始め生活の中でさまざまに感じる疑問や謎をそのままにせず、図書館を活用することで「調べる力」を身につけてみませんか。デジタル世代の図書館新サービスの活用方法も記載しています。
『図書館徹底活用術』内容紹介
- 内容説明
-
「価値ある情報」を掴みとるために―
「仕事で新規プロジェクトのための調べ物を任せられた」
「子育てや病気のことで悩んでいる」
「情報の真偽に不安を感じる」こんな時、図書館はあなたの強い味方となる。
本書は、あなたの仕事、さらに人生をも充実させる
図書館の活用テクニックを紹介する!
目次
序章:図書館利用の達人に訊く!
私の活用術
- 私の活用術 ① 南陀楼綾繁さん(ライター・編集者)
本は“棚で見る”ことを重視する! - 私の活用術 ② ハマザキカクさん(編集者)
“クラウド上の本棚”感覚で図書館を使う! - 私の活用術 ③ A さん(校閲者)
史実、学術、事件etc.一次資料は図書館へ - 私の活用術 ④ B さん・C さん/ D さん(会社員/起業準備中)
図書館を仕事の味方に! 意外な発見に助けられた
1章:進化する図書館を使いこなせ!
最新検索&活用テクニック
- introduction
- 図書館のホームページにアクセスしてフル活用のための情報を入手!
- 欲しい情報を早く・確実に入手するためのウェブ検索のコツ
- 複数の図書館を目的によって使い分ける!
- 進化&深化したデータベースを効率よく活用する!
- デジタル時代の図書館新サービスも徹底活用!
- Column 知らなきゃ損!?「レファ協」はこんなに使える!
2章:もっと効率が上がる! 館内徹底利用術
- introduction
- 資料への最短ルートは入館してすぐ見つけられる!
- 図書館と書店を上手に使い分けよう!
- 蔵書検索機をもっと使いこなすには?
- 図書館員と同じスピードで館内の資料に到着するコツは?
- 読みたい資料が開架になくても閉架にある!
- 旬のトピックスや時事ネタが拾える企画展示にも注目!
- 児童コーナーはコンパクトながら情報の宝庫!
- 本を借りない館では「複写」サービスを活用する
- 調べ方の虎の巻「パスファインダー」とは?
- 図書館員の力を借りて調べものをよりスムーズに!
- Column レファレンスを賢く使いこなすために
- 使える! 楽しめる! 図書館ならではの資料 ①
- 使える! 楽しめる! 図書館ならではの資料 ②
- 視聴覚資料でできる独学のススメ
- 病気について知る際に意外と役に立つ資料
- 語学スクールに通う前に図書館で勉強してみる
- 地元自治体の政治チェックも図書館でできる!
- 確かな情報を得たい時には「白書」「統計資料」を
- Column 国会図書館を使いこなす ① 進化する“知の殿堂”の魅力 南陀楼綾繁
- Column 国会図書館を使いこなす ② 百万冊の本を調べるテクニック ハマザキカク
3章:本だけじゃない! 今、図書館でできること
- introduction
- 図書館は、ビジネスの課題解決をここまで支援する!
- 専門家に相談する前にも! 法律・医療情報のアクセス拠点に
- 0歳児でも本を借りられる!? 子をもつ親の悩みにも対応
- 図書館は社会的弱者をサポートする“知のセーフティーネット”だ!
- 講演やセミナーなど独自のイベントを見逃さない!
- プラスαのある図書館はその地域の価値を高める!
- Column 旅先の図書館でご当地情報を入手する
4章:専門図書館ガイド
- introduction
- 国際・文化交流
- 産業・科学技術
- 地理・交通
- 社会
- 地方自治・防災
- 経済・商業
- 歴史・民俗
- 衣食住
- 医療・健康
- 芸術・芸能
- 日本十進分類法(NDC)区分表
- 監修者より 寺尾 隆
- 監修者プロフィール
寺尾 隆[てらお たかし]
1959年生まれ。近畿大学中央図書館に30年間勤務し、主にレファレンスサービスを担当。2006年から8年間、国立国会図書館のレファレンス協同データベース(レファ協)事業企画協力員を務める。現在、株式会社図書館流通センター顧問、IAAL(特定非営利活動法人大学図書館支援機構)研修委員、レファ協サポーターとして日本各地でレファ協を活用した図書館員の研修や講演などを行う。
掲載:2017.02.03