『現代日本の図書館構想』今まど子先生に講演していただきました
社内研修の一環として、2014年2月6日に、今まど子先生の講演会を本社研修室で開催しました。
今まど子先生は1951年に開設された慶應義塾大学図書館学科(日本図書館学校)第4期生として図書館学を修められ、さらにイリノイ大学に留学。獨協大学教授、中央大学教授を経て現在は中央大学名誉教授でいらっしゃいます。
2013年7月に『現代日本の図書館構想 戦後改革とその展開』を高山正也先生と共著で出され、そのなかにTRC社員も寄稿したご縁でこの講演会が実現しました。
戦後まもない時期、図書館では閉架式が一般に行われていた頃に学んだアメリカ式図書館学のこと、イリノイ大留学時代に寝る間も惜しんで学び、帰国して職場の椅子に座った時「パーっと、自分のやるべきことが見えた」20代の日々、どのように「図書館サービス」というものが日本に根付くようになってきたのか……。日本十進分類法(NDC)が定着し、開架が主流となり、レファレンスサービスが導入され、「ただ本を持っている」存在から「情報を提供する」現在の図書館に繋がってきたか、図書館史と共に、働く女性の貴重なあゆみをお聞きすることができました。