社長メッセージ
社長メッセージ
株式会社図書館流通センターは、1979年出版界の総意によって、社団法人日本図書館協会整理事業部の業務を継承する形で設立されました。当時図書館にとってこの事業が、必要であるにもかかわらず赤字経営が続き、協会運営の重荷となっていた事態を、出版界がトップの判断で救済しようとしたためで、初代社長は社団法人日本書籍出版協会理事長(当時)の服部敏幸でした。
以来、社業は順調に進展して今日に至りましたが、この間、情報化社会の進展に伴い図書館は目録カードの時代から書誌データベースによる検索へと進化し、その機能は格段に向上し、利用者サービスもまた飛躍的に高まりました。
同時に、図書館への図書の流通も大きく変化し、出版流通の新しい形態として図書館専門の流通業としても歩み始めました。さらに1996年から図書館の館内業務を受託し、現在では全国の公共図書館 196館 (うち指定管理者 86館)(2009年4月現在)で司書としての仕事をお受けしています。公共図書館のPFIとしては最初となった桑名市立中央図書館(2004年開館)や長崎市立図書館(2008年開館)なども建設準備段階から参加し、運営業務に携わっております。
図書館は地域に根ざし、地域に暮らす市民を支え、さらに自立した市民を育てる教育施設であり、どなたにも開かれております。民主主義が国民ひとりひとりの健全で良識ある判断力と経済的自立を前提としていることを鑑みると、生涯学習の場としての図書館の充実こそ民主主義の砦となることでしょう。また、将来の自立した市民となる子どもたちの「調べ学習」を応援し、公共図書館と学校図書館との連携を拡げております。株式会社図書館流通センターは図書館のすべての業務を支援し、「進化する有機体」(ランガナータンの言葉)としての図書館の実現をめざしてまいります。
代表取締役社長 谷一 文子